学生生活をふりかえる

高校生の頃の私は特別にうまくもなくへたでもなく

継続は力なり、と信じて毎日こつこつ絵を描く人だったと思う。

ほどほどに勉強もして、

大学には推薦で進学したくて

ほどほどにまじめに過ごしていたと思う。

中学生の頃は、なかなか進学先を決められなくて

みんなどうやって志望校を決めているのか本当に不思議だった。

ようやく義務教育が終わるのに、

行きたい理由がないなら行かないと言って親と喧嘩したり

美術が勉強できる学校なら行きたいと言って

そんなこともっと年をとってからやればいいとか、

飽きたらどうするのかとか言われたこともあった。

飽きることはない。きっとこの先もずっとない。

美術の授業が沢山ある私立の高校進学を許してもらって

同じように描くことが好きな子と沢山出会って

たのしかったり辛かったりしたけれど

尊敬できる先生たちに支えられて、

なんだかんだで両親にも応援されて

年をとってから始めるのではなくて、

高校生の時にはじめたから良かったことが私にはあったと思う。

社会人になってから

デッサンすることがほとんどなくて

最後に紙を買ったのはいつのことだったろうかと考えた。

【らしさ、素直さ、新鮮さ】

ただひたすらまっすぐだったころを思い出して

春になったらでデッサンしよう。

月あかりと雨の音

函館山の麓での制作の記録 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 安田 祐子(やすだゆうこ) 北海道深川市生まれ 札幌大谷高等学校美術科卒業 北海道教育大学函館校芸術文化課程(美術)卒業 北海道教育大学大学院教科教育専攻美術教育専修(絵画)修了 函館市在住  春陽会会友 北海道美術協会会友 赤光社会員

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