高校生の頃の私は特別にうまくもなくへたでもなく
継続は力なり、と信じて毎日こつこつ絵を描く人だったと思う。
ほどほどに勉強もして、
大学には推薦で進学したくて
ほどほどにまじめに過ごしていたと思う。
◆
中学生の頃は、なかなか進学先を決められなくて
みんなどうやって志望校を決めているのか本当に不思議だった。
ようやく義務教育が終わるのに、
行きたい理由がないなら行かないと言って親と喧嘩したり
美術が勉強できる学校なら行きたいと言って
そんなこともっと年をとってからやればいいとか、
飽きたらどうするのかとか言われたこともあった。
飽きることはない。きっとこの先もずっとない。
美術の授業が沢山ある私立の高校進学を許してもらって
同じように描くことが好きな子と沢山出会って
たのしかったり辛かったりしたけれど
尊敬できる先生たちに支えられて、
なんだかんだで両親にも応援されて
年をとってから始めるのではなくて、
高校生の時にはじめたから良かったことが私にはあったと思う。
◆
社会人になってから
デッサンすることがほとんどなくて
最後に紙を買ったのはいつのことだったろうかと考えた。
【らしさ、素直さ、新鮮さ】
ただひたすらまっすぐだったころを思い出して
春になったらでデッサンしよう。
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